フォトグラファーが切り撮る一瞬
16th W LEAGUE PLAYOFF FINAL

「ゲーム前」

 

コートサイドで選手を見ていると、わずかに変化する表情や仕草に接することができる。

何とも言えないリラックスした表情の吉田(亜沙美/JX-ENEOS#12)。ファイナル第3戦、優勝を賭けた試合の前である。ゲーム中、感情表現が豊かな吉田は自分を追い込むタイプなのだろう。プレイ中の見慣れた表情からは想像し難いとても優しい顔をしていると思う。誰か観客席に親しい人でも見つけたのだろうか。

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「ライバル」

宮澤(夕貴/JX-ENEOS#52)と長岡(萌映子/富士通レッドウェーブ#0)は高校時代からしのぎを削ってきた。WJBLでのキャリアでいえば、優勝経験がある分、宮澤が一歩先を行っている。その2人がファイナルで相見え、軍配はJX-ENEOSに。長岡はエースとしてその存在感を示し、今後も富士通が王者JX-ENEOSの強力なライバルになるのは間違いない。日本代表の主力となるであろう2人を注目し続けたい。

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「置き土産」

勝負どころでジャンパーを沈める渡嘉敷(来夢/JX-ENEOS#10)。レギュラーシーズンとプレイオフでMVP。ベスト5に加え、得点やリバウンド、ブロックショットなど4部門でスタッツリーダーとなった。高さや強い脚力が裏づける走力、1on1からのドライブやペリメーターからのジャンプシュートなど武器は多彩だ。優勝を置き土産にWNBA・シアトルストームと契約。世界最高峰のリーグでも、彼女の多才さが武器になる。

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Photo & Text by Munehiko Yoshida