写真で振り返る天皇杯:第3位・アルバルク東京/シーホース三河

第3位:アルバルク東京

#24 田中大貴

予想以上に重い展開の準決勝、なかなかリズムに乗れずチーム全体にイージーミスが目立った。が、そんな状況の中でも田中は「積極的にゴールを狙う」という姿勢を貫いていたように思う。#33トロイ・ギレンウォーターが5反則退場で敗戦の色が濃くなったときもエースの表情は変わらなかった。#2ディアンテ・ギャレット、#15竹内譲次など新たに高い個の力を加えながら、それを『チーム力』として昇華できなかったことにアルバルク東京の『宿題』が残った大会でもあった。

田中大貴

#7 正中岳城

リーグ戦においても少しずつプレータイムが伸びているのは、チームが正中の『統率力』を求めている証だろう。準決勝の敗戦を振り返る言葉にもベテラン選手らしい洞察力があった。
「最終的にチームの成熟度というか、チームのよりどころになる柱の部分があるかないかの差が出たと思う。自分たちはそこの部分が足りなかったというより、まだそこに至っていない、それを手に入れていない状況。その分『伸びしろがある』という言葉をよく耳にするが、その言葉に甘えてはいられない。より強くなるために必要なことをもう1度全員で考え、求め、手に入れていきたい」

正中岳城

第3位:シーホース三河

#6 比江島慎

千葉ジェッツが栃木ブレックスを破り準決勝の相手に決まったとき「やりにくそうな相手だと思った」という。「みんなよく動くし、対戦していないからよくわからないところもあるし、自分としては栃木が相手の方がよかった」――ふたを開けてみると千葉のスピードは予想以上で、自分たちの攻守のリズムが崩れていった。
「我慢の時間帯を強いられ、その時間帯に我慢できなかった。立て直す前に敗れてしまったという感じがする」

比江島慎

#14 金丸晃輔

千葉ジェッツの執拗なディフェンスに苦しんだ桜木ジェイアールの得点が伸びない分、スコアラー金丸が背負ったものはより大きかったかもしれない。タフショットを強いられる場面も多い中、20得点を稼いだのはさすがと言えるが、3クォーターで41-59と開いた点差を覆すには至らなかった。

金丸晃輔

オールジャパン2017

文・松原 貴実 写真・安井 麻実