写真で振り返る天皇杯:準優勝 川崎ブレイブサンダース

#7 篠山竜青

予想外の大敗にうつむく選手が多かった川崎ブレイブサンダースの中でただひとり最後まで顔を上げゴールに向かい続けた。戦っても戦っても勝てなかったルーキーシーズンを経験し、『強い東芝(川崎)』を目指して歩き続けてきた6年間。だからこそ下は向かない。「今日の敗戦は必ず明日の糧にしてみます」と語るキャプテンの言葉は力強かった。

篠山竜青

#0 藤井祐眞

前日の準決勝で躍動した姿がこの決勝戦では見られなかった。
「これまではセカンドユニットで流れを作った試合もあったが、今日は足が止まってしまった。もっと#12ライアン(スパングラ―)の足を生かしたり、#25ママドゥ(ジェフ・磨々道)のインサイドを生かしたり、ポイント、ポイントでうちらしさを演出できればよかった。それが悔やまれる」

藤井祐眞

#14 辻直人

公にはしなかったが、この大会は体調が万全ではなく、腰の痛みを抱えての出場だった。だが、それを言い訳にするつもりはない。
「決勝戦で3点しか取れなかったのは自分が不甲斐なかったということ。コンディション作りの大切さを再認識したし、この悔しさは必ずリーグ戦で晴らしたい」

辻直人

#22 ニック・ファジーカス

言わずと知れた川崎の大黒柱。それだけに相手は3人、4人がかりで守ってくる。「そうした守りはリーグ戦でも経験しているし、たいしたことではない」と本人は言うが、決勝戦でいつもなら入るはずのシュートがリングに嫌われたのは微妙な疲れのせいだったかもしれない。

ニック・ファジーカス

#9 栗原貴宏

リーグ屈指のディフェンスマンであることを知る人は多いが、併せて確率の良いシュート力も持ち、準決勝では3本の3Pシュートを含む11得点で勝利に貢献した。ケガに苦しんだ期間は長く「前よりクイックネス、ジャンプ力は落ちていると思う」と言うが、表情は明るく「今、この身体でできる最高のパフォーマンスを考えながら、さらにレベルアップしていきたい」と前向きな姿勢を見せる。川崎にとって栗原の復調はリーグ後半戦を戦う上での大きなプラス材料と言えるだろう。

栗原貴宏

オールジャパン2017

文・松原 貴実 写真・安井 麻実