本命不在!? 大学日本一決定戦「インカレ」は11月21日開幕

11月21日 (月)より大学日本一を決めるインカレ(第68回全日本大学バスケットボール選手権大会)が開幕する。男子はこれまで関東のチームだけしか優勝しておらず、“打倒!関東”に燃える各地域の代表校の活躍に期待したい。逆に女子は、昨年のベスト4(優勝:筑波大学、準優勝:白鴎大学、3位:大阪人間科学大学、4位:愛知学泉大学)を見ても文字通りの日本一決定戦となり、どこが勝つかは分からない。

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男子:インカレ3連覇、大学3冠に王手をかける筑波大学

インカレ2連覇中であり、今シーズンは春のトーナメントと秋のリーグ戦を制し、大学3冠にも王手をかけている第1シードの筑波大学が、優勝本命と言える。しかし、混戦となった関東大学リーグ戦では筑波大学も2敗を喫しており、一発勝負のトーナメントでは何が起こるかは全く分からない。同ブロックには拓殖大学が不気味に控える。関東大学リーグ戦はジョフ・バンバ選手がケガのため、途中から戦線離脱。10試合で平均30点を挙げていたポイントゲッターが復帰すれば、筑波大学にとっても脅威となる。関東勢以外にも札幌大学(北海道1位)vs 名古屋学院大学(東海1位)と各地区チャンピオンが1回戦から激突する。

その下のブロックにいる第4シードの専修大学は、勢いに乗れば計り知れない爆発力がある。一方、相手のペースに合わせてしまうことでコロッと負けてしまう危うさも併せ持つ。ゆえに、関西1位の関西学院大学がベスト4入りできる可能性も十分高い。その前にはだかる天理大学(関西2位)vs 明治大学(関東9位)の勝者との対戦がカギになりそうだ。

右上のブロックは第3シードの白鴎大学(関東3位)や早稲田大学(関東5位)の関東勢に対し、6月の西日本学生バスケットボール選手権大会で準優勝している大阪学院大学(関西5位)や205cmのニャン・エルハジ選手を擁する日本経済大学(九州3位)も侮れない。アップセットが起きそうな予感がする注目のブロック。

第2シードの東海大学(関東2位)は、1年生ビッグマン平岩玄ら下級生の育成にリーグ戦を費やした成果が試される。同じく、勝利のきっかけを模索していた青山学院大学(関東6位)も同じブロックにいる。順当に勝ち上がれば、5年前まで頂点を争っていた両チームによる名勝負が、準々決勝と早い段階で相まみえる。関東大学リーグ入替戦で80-53、104-52と慶應義塾大学(関東10位)を圧倒し、1部昇格を決めた大東文化大学(関東11位)の実力は計り知れない。ともに勝ち進むことで2回戦は東海大学戦となり、その展開は予測不能。熊本地震で被災した東海大学九州は男女ともにインカレ出場を決め、九州1位の男子チームの初戦は東北学院大学(東北1位)と対戦する。

男子トーナメント表

女子:関東か?関西か?はたまた東海か?

第1シードをキープした早稲田大学(関東1位)がベスト8までは順当に進みそうな左上のブロック。しかし、順天堂大学以外は他地区代表との初めての対戦となる可能性は高く、同じ大学生同士の対戦は何が起きてもおかしくはない。

第4シードの愛知学泉大学(東海1位)のブロックには、東京医療保健大学(関東3位)、大阪体育大学(関西2位)、山形大学(東北1位)が揃っており混戦必至。逆にこのブロックを勝ち抜けば、勢いに乗って第1シードの早稲田大学がいるブロックの勝者との準決勝を迎えることだってできる。

ブロック右側に目を移せば、大阪人間科学大学(関西1位)が第3シードにいる。今夏、リオデジャネイロオリンピックで活躍した栗原三佳選手、近藤 楓選手(ともにトヨタ自動車アンテロープス)の出身校だ。関西大学リーグ戦は7戦全勝で優勝し、最終戦は小池 遥選手22点、田中 真琴選手15リバウンドとチームバランスも良好である。拓殖大学(関東4位)にはアシスト王であり、得点力もある安間 志織選手がゲームを支配するとアップセットの可能性も高くなる。

関東大学リーグ最終戦で早稲田大学を破るも、関東2位となった白鴎大学は第2シード。平均18.5点で得点王になった林 咲希選手は大学No.1プレイヤーの呼び声が高い注目選手である。同じブロックには昨年のチャンピオンの筑波大学(関東4位)が控えている。1部復帰を果たした松蔭大学(関東7位)。その入替戦で加藤 宇希波選手は25点を挙げており、勢いそのままにインカレに突入してくる。

女子トーナメント表

若き大学生たちの戦いは、いきなりスイッチが入ることで、過去の戦績を覆すような結果も期待できるからおもしろい。2020年東京オリンピックの主役になる世代でもある、「進め!HOPE STAR U-24期待の星」のテーマに合致する選手たちによる大学日本一決定戦。11月23日は祝日でもあるので、ぜひ会場で未来のBリーガーやWリーガーを探してみてはいかがだろうか。

「バスケットボール・スピリッツ」フリーペーパーを設置していただいている札幌大学(男女)、北翔大学(女子)、日本体育大学(女子)、中京大学(女子)、大阪体育大学(女子)、徳山大学(男子)もインカレの舞台に上がってきたので応援しよう!

第68回全日本大学バスケットボール選手権大会