初戦快勝の影につなぎの力あり(女子アジア選手権/カザフスタン戦)

最年少20歳の宮澤夕貴選手

最年少20歳の宮澤夕貴選手

 女子バスケのアジア選手権初日、日本はカザフスタンに【94-59】で圧勝した。その流れを作ったのは大神雄子らスタメンではなく、6番手以降の控えメンバーたちだった。なかでもいい仕事をしていたのが最年少の宮澤夕貴だ。

japan131027m02「今は自分のやるべきことをやるのが一番。得点を取るなど数字に表れるところではなく、数字に表れないところで一番頑張らなければいけないと思っています」

チャンスがあればドライブからアシストをしたり、平均身長が今大会2番目に高いカザフスタンを相手にひるまずリバウンドに絡んでいったりする。もちろんチャンスがあればシュートも狙う。しかしそれがすべて数字につながるわけではない。実際に今日のスタッツは15分の出場で、4得点・3リバウンド・2アシストと、けっしていい数字とは言えない。しかしそれ以上に宮澤は走ることでスペースを作ったり、パスを中継したりして、オフェンスの流れをよくしていた。つまりは「つなぎ」役である。

2年前までは神奈川・県立金沢総合高校でエースを張っていた。その実力は、今回のメンバーに選ばれなかった長岡萌映子(富士通レッドウェーブ)と双璧をなすほどだ。そんな選手が得点ではなく、数字に表れないところでチームに貢献している。宮澤自身もその変化を厭わず、チームのため「つなぎ」に徹している

「明日以降もチームに勢いがつくような『つなき』ができるよう、精一杯走って頑張ります」

 1970年以来アジアの頂点から遠のいている日本。その座を奪還するために必要なのは、今日の宮澤のような「つなぎ」がしっかりできる選手だったのかもしれない。

女子日本代表のアジア選手権・予選ラウンド対戦スケジュール

10月27日(日)日本 94-59 カザフスタン
10月28日(月)20:00〜 対チャイニーズ・タイペイ
10月29日(火)20:00〜 対韓国
10月30日(水)16:00〜 対インド
10月31日(木)16:00〜 対中国
11月2日(土)準決勝
11月3日(日)決勝
*すべてタイ時間。日本との時差:マイナス2時間。例)日本22時=タイ20時

JBA:第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会特設サイト
FIBA ASIA:第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会サイト(英語)
フジテレビNEXT:TV放送スケジュール

文・三上 太