白熱したオールジャパンの続きはNBL後半戦で!

トヨタ自動車アルバルク東京が歓喜に浸った2年前、正中岳城がガニ股で優勝カップを頭上高くに掲げる光景がテレビ画面に映し出されたインパクトは今でも忘れない。
昨年、ラストシーズンのパナソニックトライアンズが見せたドラマ。休廃部を発表したチームは優勝できないというジンクスを打ち破り、最後に日本一に輝いた。

NBL後半戦は1月25日(土)よりスタート

NBL後半戦は1月25日(土)よりスタート

マスメディアに載るオールジャパン

日本一決定戦と銘打っているオールジャパンは、下位戦でも結果だけではなく記事が新聞紙上に掲載され、準々決勝以降はNHK BS1で生中継もされた。ほんの少しではあるが、バスケットが全国メディアに登場できる貴重な大会。クライマックスとなる決勝戦は、NHK Eテレにて地上波生中継。その夜のTVニュースでも数秒とはいえ映像が流れ、さらに翌朝の新聞では写真付き。バスケが一般の方の目に止まる絶好のチャンスなのだが──
日本一を争ったチームたちの主戦場であるリーグ戦の盛り上がりにはつながらず、オールジャパンだけの一時的なものだったのかと、毎年のように肩を落とし、盛り上がらないリーグ戦に悔しい思いをしてきた。

今年のオールジャパン男子決勝戦は、代々木第一体育館の3階席まで埋まる約8千人を集めた。近年、会場で見ていても出場チームが敗退しゲーム数が減るのに比例して観客も減り、3階席が開放されることさえなかなかない。ご存じの通り、手に汗握る逆転劇となった今年の決勝戦は、足を運んだ多くの観客も満足の行く好ゲームであった。TBSサンデーモーニングでも“あっぱれ”をいただくほどである。

リーグ戦は閑散としている“オールジャパンチャンピオン”東芝神奈川のホームゲーム

リーグ戦は閑散としている“オールジャパンチャンピオン”東芝神奈川のホームゲーム

オールジャパンの盛り上がりをそのままNBLへ

今年のオールジャパンで8年ぶりの優勝を飾った東芝ブレイブサンダース神奈川のNBL後半戦は、ホームタウンの神奈川ではなく、東芝柏崎工場がある新潟県柏崎市での出張ホームゲーム。後半戦最初の相手は、オールジャパン準決勝で残り0.7秒で3Pシュートを沈めた#1木下博之がいる和歌山トライアンズ。辛くもラストプレイで逆転勝利した東芝神奈川だったが、決勝同様に白熱した試合となった両チームの対戦が再び見られる。テレビ放送が無かった準決勝だからこそ、新潟の方々も期待して会場へ足を運んでもらえるゲームになるはずだ。オールジャパンでは初顔合わせであった両チームだが、情報がインプットされた今週末(1月25日-26日)の結果はいかに!?

1月25日(土)13:00 東芝神奈川 vs 和歌山@柏崎市総合体育館
1月26日(日)15:00 東芝神奈川 vs 和歌山@柏崎市総合体育館

優勝を逃したが見事な戦いっぷりを見せた準優勝のトヨタ東京も再開直後のホームゲームは、トヨタ本社がある愛知県豊田市で開催。オールジャパン準決勝時には、豊田市から3台(名古屋市から2台)の無料バスを出動させ、多くの応援団が代々木第一体育館へ駆けつけていた。スカイアリーナ豊田で兵庫ストークスと対戦する今週末は、オールジャパンで声援をもらった恩返しとなる凱旋試合。チームも、社員も、ファンも、それぞれが日本一を逃した悔しさをバネに会場を熱くし、リーグ制覇へ向けて弾みをつけたいところだ。

1月25日(土)16:00 トヨタ東京 vs 兵庫@スカイホール豊田
1月26日(日)16:00 トヨタ東京 vs 兵庫@スカイホール豊田

マスメディアに取り上げられ、盛り上がりを見せたオールジャパンを追い風とし、入場者数目標2千人をクリアしたいNBL後半戦。全チームに、各カンファレンス上位3チームが進出できるプレイオフへのチャンスがまだまだ残っている。新リーグお披露目となった前半戦を終え、プレイオフ進出を賭けた新たなる真剣勝負の開幕だ。

NBL

泉 誠一