このチームが好きすぎる!(中京大学4年 #6 永井 昭帆選手)

初戦の広島大学戦はダブルオーバータイムの末、66-62で勝利した中京大学。2回戦の相手は、昨年のチャンピオンである筑波大学と対戦。40-60で敗れたが、1回戦負けした昨年から成長した姿を見せてくれた。この試合で14得点、7リバウンド、さらに勢い余って5ファウルとなってしまった永井 昭帆選手。しかしベンチに下がった後も、大きな声をコートで戦う仲間たちにかけ続け、最後まで全員で戦い抜いた素晴らしいチームでした。

ー 昨日のダブルオーバータイムの影響はありましたか?

自分のバスケ人生の中で、ダブルオーバータイムの経験が初めてでした。チーム全体的にみんな疲労も残っていて、足が痛い、背中も痛い、全身が痛いと話していました。でも、昨日の接戦を勝ったのだから、筑波戦も「絶対に勝ちたい」とミーティングからみんなで話し、「チャレンジャーだから思いっきり行こう」と今日の試合に臨みました。

ー 結果には結びつきませんでしたが、その気迫が感じられた内容だったと思います。

負けてしまったのは、やっぱり悔しいです。昨年までは西田(花奈)さん(現・紀陽銀行ハートビーツ)がチームの大黒柱でしたが、今年のチームはエースがいない状態で、毎試合誰が一番点を獲るか分からないような状況でした(ちなみに今日は永井選手の14点がトップ。昨日は五十川 優選手が19点、足達 瑶咲選手が15点を挙げている)。たぶん、相手チームもスカウティングで困ったんじゃないかと思います。同期の4年生は6人いますが、みんなの勝ちたいという気持ちが本当に強かったです。それに後輩たちも一緒になってついてきてくれました。もう授業の空きコマや朝から全学年が、自主練をがんばってくれたことが最後にこのような良い試合につながったと思います。

ー ベンチも含めてみんなで諦めずに最後まで戦っていた良いチームでした。永井選手は残念ながら5ファウルで退場となってしまいましたが、最後までコートの選手に向かって声を出していたのも印象的です。

退場してしまったのは本当に恥ずかしかったです(笑)。抜けてしまったので、もう声を出すしかできなかったです。昨年は1回戦で負けてしまって、雰囲気が落ちたまま終わってしまいました。今年は例え負けていても、昨年のような終わり方を絶対にしたくなくて、来年の後輩につながる試合にしたかったので、「終わり方、終わり方(が大事)」と最後は声を出しました。

ー 後輩がメインで戦うチームなので今後も楽しみなのでは?

4年生はあまり点を獲るタイプでは無く、どちらかと言えば後輩が点を獲ってくれて、4年生がディフェンスでカバーするのがメインの役割でした。来年は得点力のある子たちが多いので、強気で戦っていって欲しいです。

ー 173cmという身長でインサイドを任されるのは、インカレになれば大変かと思いますが?

体が元から細く、どれだけ食べてもあまり太らない体質です。センターをやるにはもっとガタイを大きくしたかったなぁ、と思うほどです。とにかく体を絞ることを考えて、ウエイトトレーニングは必死にやりました。ベンチプレスはチームNo.1です。

ー 引退した後もバスケットは続けるのでしょうか?

続けようと思っていたのですが、高校の教員として就職するのでこれで引退することにしました。

ー 今後は指導者の道へ進むのでしょうか?

たぶん、赴任先の高校のバスケ部を見ることになると思います。

ー 中京大学で得た経験を踏まえ、どんなコーチになりたいですか?

中京大学のチームが好きすぎてしまって、本当に良いチームなので、このチームみたいに横のつながりも縦のつながりもしっかりしているチームを作りたいです。全国の舞台に出たいですね。

第68回全日本大学バスケットボール選手権大会

文/写真・泉 誠一