「自分たちが去年より強くなっているという実感はあります」(千葉ジェッツ#34小野龍猛)

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2月11日、墨田総合体育館で行われたトヨタ自動車アルバルク東京―千葉ジェッツの一戦は、前半に背負った11点のビハインドを覆して千葉ジェッツが80-72で勝利。これで千葉ジェッツは今季トヨタ自動車アルバルク東京に3勝2敗で勝ち越したことになる。(※天皇杯の惜敗を合わせると3勝3敗)。スターティングメンバーの小野龍猛、荒尾岳は2年前にトヨタアルバルクから移籍した選手だが、古巣との対戦は「正直、気合いが入ります」と声を揃える。
なかでも昨年12月6日の対つくばロボッツ戦で左足を捻挫し2ヶ月近く戦列を離れていた小野にとって「今日の一戦はなんとしても勝ちたいゲームだった」
好調千葉ジェッツのエースとしてチームを引っ張る小野に『後半戦を戦う心意気』を聞いた。

ケガをしたのはつくば戦の後半に入ってからすぐ。ブロックしようとしたとき誰かの上に乗ってしまい左足をひねりました。いわゆる捻挫ですが、それが思ったよりひどかった。天皇杯にも出られずチームに迷惑をかけたし、ファンの皆さんにも心配をかけました。自分がチームのエースだという自覚はあるので、自分が抜けることで戦力がどうなるかという不安も多少ありましたね。でも、外から見ていてチームの結束力が上がって行く感じがすごく伝わってきました。多分、得点面で自分が抜けた穴をみんながそれぞれ自分が埋めなければと思ってくれたんだと思います。いい意味での『俺が、俺が』という気持ちが全面に出ていて、見ていてすごく頼もしかったです。自分が抜けていてもいいゲームをしていたし、天皇杯ではアイシンも破ったし。

nbl150212bで、自分は1月24日のリンク栃木戦から戦列復帰したんですが、みんながそれまでの『俺が、俺が』を崩さずに戦っているのを感じました。しばらく試合に出ていなかった不安はありましたが、またコートに立てる喜びの方が大きかったです。でも、復帰した以上、今までやってきたことを出していかなきゃならないというプレッシャーはあります。試合勘というか、感覚を早く取り戻さなくては…と思っていますし。

幸い調子は上がってきています。それは自分だけじゃなくて、チームも同じですね。今日の試合も前半の出来が悪くて二桁のビハインドを背負いましたが、ハーフタイムでロッカールームに戻ってきたとき下を向いている人が1人もいなかった。うちはディフェンスから入るチームなんだから、気持ちを切り替えて後半は行くぞー!という感じで、みんな明るい顔してました。今年のチームはベンチメンバーも含め(チームのムードを)盛り上げてくれる人が多いので、チーム自体が前向きになるんですね。それがチームの強さの要因の1つになっている気がします。

トヨタは自分が前にいたチームなだけに、正直、勝ちたいという気持ちは強いです。今は若手に切り替わったことでやや落ち着きがないところもありますが、若い分爆発力がある。ベックHCのシステムも変わっていないし、すごくハードなプレイをするタフなチームであることは自分が1番わかっているつもりです。そのトヨタに勝てていること、もっと言えばトヨタだけじゃなく、去年は勝てなかったいろいろなチームに勝てていることは『相手がどこであれ、自分たちのバスケットができれば勝てるんだ』という自信になっていると思います。自分自身このチームに移籍して、プレイタイムをもらえたことがうれしいし、なんていうか、自分はまだ中心選手として活躍できるんだと証明できたことが本当に1番うれしいです。

自分の役割は得点することはあたりまえ、それに加えてコートに出ている時間が長いので(劣勢のときも)みんなとコミュニケーションをとってチームを落ち着かせることだと思っています。イースタンカンファレンスのチームはどこもタフだし、プレイオフに向けてまだまだ厳しい試合が続くと思いますが、自分たちもタフなチームになっているという実感はあるので、とにかく一戦一戦自分たちのバスケットを展開できるよう頑張っていきたいと思います。

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千葉ジェッツ
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松原 貴実