【会員限定】学び続けるリーダーシップ(トヨタ自動車アンテロープス #1 大神雄子)

大神雄子がリーダー論を語るとき、忘れられない言葉がある。JOMO(現JX-ENEOS)サンフラワーズ時代、OGである萩原美樹子氏に言われた言葉だ。
「チームのカラーはキャプテンのカラーだからね」

――と、本誌の記事を始めた。しかしその大神がトヨタ自動車アンテロープスに限って言えば、こんなふうにも言っている。
「このチームはベックさんのカラーでもあるんです」

ベックさんとは、言わずもがな、ドナルド・ベックヘッドコーチのことだ。つまり2016-2017シーズンのトヨタ自動車のチームカラーを形成したのはキャプテンであり、一方でヘッドコーチでもあるというわけだ。大神が言う。

「ベックさんのカラーになるというのは、ベックさんが選手とすごくコミュニケーションを取ってくれるからなんです。自分たちだけがカラーを出すというよりも、ベックさんもカラーを出してくれるし、自分たちのカラーも取り入れてくれる。今年のトヨタ自動車はお互いがお互いを認めつつ、自我を出しているチームなのかなと」

今シーズンのトヨタ自動車は大神だけでなく、矢野良子、久手堅笑美のキャプテン“3人体制”だった。「大神×矢野×久手堅」という三者三様のカラーに、ベックヘッドコーチのカラーも掛け合わさって、トヨタ自動車の色を紡ぎ出していったのである。

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