JAPAN 2024 TASKFORCE 第2回会議 記者会見

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3月4日、JAPAN 2024 TASKFORCE 第2回会議が開催され、その後、統合リーグ創設に向けて(案)の資料を基にJAPAN 2024 TASKFORCE チーム説明会を実施。全てが終わった後、メディア向け記者会見が行われました。次回タスクフォース会議は3月25日を予定しており、この時に統一プロリーグへ向けた最終的な参加要件が打ち出されるようです。

川淵三郎チェアマン

はじめてbjリーグとNBL、NBDLの全チームが集まってお話をさせてもらいました。抗議集会になるかと事前には思いましたが、決起集会に近い形となり、自分としては前向きに捉えています。アリーナ5千人に対する反発がものすごく大きくて、今日はそれに相当な対して意見があるだろうと思っていたので、ちょっと拍子抜けした感じもあります。いろんなタイミングがあり、5千人アリーナを作る方向に行ってる都市が結構出てきています。この機会を捉えて、日本バスケ界が世界に向けて発展していくように私も努力したいと思います。ヴァイスさんがいろんなサポートをしてくれており、リオ五輪予選へ向けての出場停止処分をどうしたら解除してくれるかという貴重な意見をいただきながら話を進めています。短期間ですけども、それなりの結果を必ず出せると確信しています。

インゴ・ヴァイス コーチェアマン

ひとつ良い知らせがあります。川渕チェアマンは全ての立場におかれ、全ての問題に対し、精力的にかつ大変活動的に取り込んでいることを大変感謝しています。最終的に何らかの解決方法を見ることができると期待しています。
川淵チェアマンは新しいリーグの構成に対して尽力していただいているが、まずはいかにしてリーグを強化し、いかに魅力的なものにして観客動員を見込めるものにするかについて、いろんなアイディアを持っており私は感服しています。2〜3ヶ月間と時間は大変短いですが、今のところは良い感触を受けています。近いうちに資格停止処分解除に持っていけたらと思っています。それには皆さん全員のご支援を賜りたいです。
ガバナンス問題についてはいろんなところから協力を得られています。ワーキンググループからもいろんな提案をいただいています。次回3月25日のタスクフォース会議でもう少し詳細な話ができると思っています。
旧来型の蒸気機関車だった日本のバスケ界が、新幹線に生まれ変われば良いと思っています。

質疑応答

ー 新リーグ入会基準の法人として、運営団体はプロバスケットボールを“主たる”事業体となっているが、企業チームが関連会社という形になるか?

(川淵C)運営会社はバスケ中心に法人化して欲しいと明確していますが、我々の想定外の形で運営会社が作れるのではないか、というアイディアも出て来るかもしれない。プロのバスケットボールクラブとして、会社として運営しなければならないのが基本的な考え方です。

ー トップリーグの望ましいチーム数は?

(ヴァイスC)私個人としては12チームが理想。外国人枠は1名まで。最終的には私と川淵さんで協議し、最終決断は川淵さんが決めますが、今挙げたのは私見です。

ー 12チームがふさわしい根拠とは?

(ヴァイスC)ドイツの例ですが、現状の18チームは多いと感じており14チームに削減したいと思っており、リーグもこれに対して活発に議論しているところです。12チームの方がプレイシステムを作りやすいです。プレイオフの仕組みに対しても、さらに魅力的なものをお客様に提供できます。例えば、上位6チームがプレイオフへ、下位6位チームが昇格降格争いをすることができます。14チームになると半分に分けた場合、上位、下位それぞれ7チームになります。そうなると必ず1チームがプレイをしない余裕ある形となってしまいます。そういう意味でも12チームが望ましい。いろんなシステムやバリエーションが可能になるからです。もちろん14チームでも可能であり、上位8チームがプレイオフ、下位6チームが昇格降格争いとなりますが、我々の目的がチームや選手の強化も含まれますので、コンパクトである方が強化の可能性が高まります。

ー 約20チームとヒヤリングされているとあるが、終えた印象は?

(川淵C)私は直接聞いていないので(報告を受けた)感じだけで申しあげると、すごくみなさん前向きであり、僕が考えていたネガティブな感じは少なかった。もちろんゼロではありません。みんなが前向きに我々が出した条件をなんとかカバーしようと思って努力してもらえるだろうという印象を持っています。

(境田氏)長い間苦労してチーム運営をされていて、さらにステップアップしたいというときにタスクフォースができ、これをチャンスと捉えて具体的に動き始めている代表の方がいっぱいいます。非常に前向きな印象を受けています。

ー 地域リーグにプロではないチームが参加する可能性はあるのか?

(川淵C)それはゼロではないです。その段階でどんなチームが参加を検討しているのかを含めて考えればよい。その位置づけとしては、完全にプロではなく、セミプロやアマチュアが入っても良いかどうか、みんなの意見を聞きながらやれば良い。ある程度チーム数が揃った方が良いので、あまり頑なに考る必要はないのではないかと思っています。

ー 今後の収入配分や事業収入に対するイメージは?bjリーグ株式会社の在り方についての進捗状況

(川淵C)一番最初に頭に浮かぶのはTV放映権料。僕がNHKやスカパーに話を聞いたところ、リーグが一つにならない限り絶対に放送しないという前提はある。可能性はあるけども、そんなにたくさんの放映権は望めないかなというのが一つあります。
冠スポンサーやプレイオフやリーグ全体のスポンサーなどいろんな可能性はあり、その中からトータル的な金額を各チームへ配分できればよい。bjリーグだけではないが、経済的に疲弊しているチームが結構多い。この機会に配分金が渡ることで、これからもっとがんばろうと良い方向に向く可能性は高く、そうできれば良いと思っています。
bjリーグ株式会社については、当初、前の会長(JBA深津会長)とbjリーグの河内コミッショナー、池田会長とともに、リーグ統合について7〜8時間討議した中で、一番の問題はbjリーグ株式会社をどうするかという点でした。このbjリーグ株式会社をどうするかを考えたら、次の展開に進まない。コペルニクス的転回でこれは捨てて、少なくとも良いリーグを作ることを最優先に考えて、その結果、マーケティングが広がって行った先に、bjリーグ株式会社をカバーするような仕事を与えれば良い。これを中心に考えていたことで、これまで全部がうまくいかなかった。それを気にしていたら、こうしたことは起こり得なかった。まずは大きなマーケットを我々がどう作るかが最大のポイントであり、それができればbjリーグ株式会社の問題も難しくないと感じています。

ー 平均1500人を倍増することが目標となるが、そのためにも各チームのフロントがカギとなる。これらをどう育成するか、集めるか?プロ野球の成功者が来て育成があっても良いのでは?

(川淵C)今は考えてません。いずれ考えていかねばならないことであり、まさに問題の焦点はそこにあります。集客に対してどう市民やファンに働きかけるか、選手を多くのファンに認知させるか、などいろいろとやることは山ほどある。Jリーグの各社長は千社近く自分の足でお願いに上がって、観客を集めた。これはbjリーグでもそういうこをやってる社長もいます。その一方で何もしていない社長もおり、その落差が大きい。優秀な職員を雇っても、給料が十分払えないようなチームに誰が行くか、ということですよ。一つの問題だけに留まらず、トータル的にどういう方向に行かねばならないか。一番の問題は観客動員であり、職員の資質である。どっちが大事かではなく、トータル的に経営者が力点をおいて臨むか。それは経営者の手腕が問われる。そのためにもGMの講習会はやらなければいけないと思うし、今Jリーグがその養成コースを作ろうとしているので、こっちにも入れてくれとJリーグチェアマンにも頼んだら、どうぞと言っていた。自分でしっかり勉強する姿勢がないと変わっていかない。僕らが無理矢理やれと言うのではなく、自分で努力する姿勢がないと成功しない。ご指摘はごもっともです。

ー 新法人の代表は川淵さんとなるが、その後どういうタイミングで変わるのか?

(川淵C)今は僕が目立たないとバスケットボール協会のタスクフォースがマスコミにも取り上げられないから、僕が出なければいけないと思っているけど、実はあまり目立ちたくないんですよ、正直言って。だから、そうは言っても影に隠れていてもなにもならない。また出やがってと思ってる人もいるでしょうが、それはそれで良い。新しいリーグがスタートした時は、僕が開会宣言するようではまずい。絶対に僕がするべきではなく、新しいチェアマンがやるべきだと思っています。

ー 各チームの意見交換の中で、リーグの振り分けが5月にできれば良いがそれは厳しく、8月までずれ込むのではないかという話だったが、その理由とは?

(川淵C)あっさり5月に決めるとマスコミの皆さんが書いてくれないからね。なるべくズルズルと、あぁだ、こうだと書いてもらった方が良いので、なるべくズルズルとできるだけ記事が多くなるようにしたいというのが一つあります。
現にしっかり線を引けるほど決められるかといえば、かなり難しい。財務状況を見て選手の年俸を十分に払えるの?これについてどうするの?というヒアリングをしながら決めていくことになる。それには5月末までに決めるのはちょっと難しい。その両方が理由です。

ー 今後、4月30日までに入会申し込みとなるが、条件に沿ったものが確定した状態で申し込むのか?

(川淵C)基本的にはそうして欲しいです。いろんな話し合いをそれ以降もした方が良い。個人的な意見ですが、千葉ジェッツというよりは船橋ジェッツと言った方が絶対に応援するのではないか、という個人的な意見であります。コミュニケーションを取りながら、良い方法を見出していければ良い。

ー 8月末にはアジア予選が始まり、それを解除するために動いているが、ユース年代は先にあるがFIBAにどうアプローチしているのか?

(川淵C)それぞれの大会にタイムリミットがあるわけで、ユニバーシアードはギリギリとなる(7/3開催だが、5月にエントリーが完了するとのこと)。
一番身近な国際試合にどうすれば参加できるかを我々は相談しながら進めています。話を別の方に行けば、国際ユース大会にほとんど出られていない。なぜ出られていないかと言えば、FIBAのスケジュールと全国高校バスケ選手権の日程がいつも重なっているからというんですね。これについてFIBAは1年先しか決めていない、高校は3年先から決まっているからどうしても出られないと日本の理由だが、それを解決する毛頭無いからそうなってしまっている。解決する方法は必ずあるはずです。若い世代からそういう舞台に出さないと国際経験が積めないですし、世界の中の日本の技術が上がっていかないことが明確にも関わらず、国内の高校選手権が最優先されている。それはそれで良いことだが、別の日程に変えてやれば良い話。今まで解決する努力をしてこなかった。僕は調べていないので詳細は知りませんよ。でも、現実に出ていないから。そういうことが今までの協会の問題だった。

ー 6月18〜22日にFIBAセントラルミーティングが開かれるが、早ければここで制裁が解除されるのか?

(ヴァイス)はい、そうです。

(川淵)それに向けて努力しているわけであり、それがダメだというならもう我々の存在価値がない。

ー FIBAセントラルミーティングまでにどのようなアピールをしていくのか?

(川淵C)ヴァイスさんが来ていただいて、いつも一緒に相談しながらやってる。その中でこうした方がまずいよ、と指摘されながら修正できるものかどうか、外国人枠やチーム数に対して意見を言われても、こちらの主張を言ってヴァイスさんがしょうがないなと言いながら解決へ向けて話し合っています。ヴァイスさんがいてくれるので、僕らにとってはすごく仕事しやすいです。

ー 制裁解除へ向けたラインとは?6月に東アジア選手権が行われそうな気配があるが、出場できるのか?

(ヴァイスC)資格停止処分にあたって必要な条件が揃えば、6月中旬にあるボードミーティングで資格停止を解除する気持ちはあります。しかし、それを解除するためには2つの大きな問題を解決しなければなりません。まずはJBAの組織改革。さまざまな意見をとりまとめており、ガバナンス問題の道筋が立ち、実行に移されているのが一つ目の条件です。2つ目はリーグ問題。4月末までに各チームに対して明確な姿勢を示すよう言ってます。5月のタスクフォースで細かい条件を話していける形を取っています。私個人としては、今年10月に新リーグ発足を臨んでいますが、川淵さんは過渡期が必要と言うことで、来年10月発足で妥協しています。ガバナンス、リーグの問題がすべてクリアになる保証を受けた状態で、制裁解除に向けたゴーサインが出せると思っています。それを受けてユース大会やリオ五輪予選などの国際大会に出られることを望ましく思っています。しかし、それを実現するためにも先ほど挙げた2つの条件を確実にクリアする必要があります。皆さん、心配なさらないでください。川淵さんは本当に素晴らしい仕事をしていますので、解除に向けた希望の光があります。

ー 代表強化に関して、新しい仕組みをタスクフォースの会議で作り上げるのか?メンバー指名に留めて任せるのか?

(ヴァイスC)今日のタスクフォース会議の中で、代表や若手育成を含めた全体的な強化をどうしていくかというコンセプトを、担当のワーキンググループから発表がありました。これが一つのベースになります。その中で、2つ目に今後の強化に向けたコーチの指導、若手の育成、個人の強化の話がワーキンググループから提案があり、これについてはタスクフォースメンバー全員から好評を受けています。文科省、体協、JOCからも好評でした。協会もワーキンググループと密に関係を取りながらコンセプトを打ち出していきます。最終的には選手の強化は、どの世代であれ、協会が行っていくことであり、協会が強化が進め、優れた代表監督を雇い入れることが大事です。我々タスクフォースがここに関わるものではなく、最終的には協会が代表強化を行っていきます。それに対して、行政や各協会の協力は欠かせません。

ー 新リーグの3段階の階層化について、両リーグの戦績がどれほど考慮されるのか?財政が良くなくても勝ってるチームはどう評価されるのか?

(川淵C)2015ー16シーズンの結果を見て、残りの5チームを決めるよ、と言った方が新リーグは盛り上がりますよね。本当はそうしたいですが、新しいトップリーグに入り、スポンサー獲得やいろんなマーケティング活動をするときにそれでは遅すぎてしまいます。従って、はじめの決定は実力面で齟齬(そご)を来すようなことがあるかもしれないが、それはともかく入替を行うわけだから、最初はガマンしてやってもらいたい。
来シーズンは来年4月や5月まで続くわけだから、その後で決めるとなると新しいチームの構成や経営にいろいろと問題がある。だから、できるだけ早く決めた方が良いというのは、今の時点で合意していること。流れによってはそういうこと(戦績を反映すること)も考えなくもないかな。僕としてはズルズルと決定が後ろに行った方が、みんなの興味や関心になると僕個人は思ってる。それが果たして、チームの新年度のスタートに悪い影響を落とすからダメだとなるのか、そういう方向になるかというのはまだ決まってません。とりあえずは8月までに決まれば良いということですが、まだ決定はしていません。

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