未来のBリーガーたちが集う新人戦!明日6月9日(土)よりFINAL4

今シーズンのBリーグ新人王となった馬場雄大選手から遡ること8年連続で、この大会のMVPたちが現在Bリーグで活躍している。
ジュフ・バンバ選手、ベンドラメ礼生選手、野本建吾選手、永吉佑也選手、石川海斗選手、満原優樹選手、篠山竜青選手
間は空くが、岡田優介選手や鵜澤潤選手もそうだ。
そんな将来を嘱望される1・2年生による熱き戦いであり、経験を積む場でもある「第58回関東大学バスケットボール新人戦」はベスト4が出揃った。
6月9日(土)より準決勝と順位決定戦が行われ、6月10日(日)に58回目のチャンピオンが決まる。

【準々決勝 結果】
拓殖大学 86-76 筑波大学
青山学院大学 74-66 法政大学
日本体育大学 107-80 順天堂大学
東海大学 91-59 白鷗大学

準決勝:青山学院大学 vs 日本体育大学
下級生が主力の古豪は17年ぶりの決勝進出なるか!?

トーナメントの右の山は専修大学が法政大学に73-76、日本大学も順天堂大学に75-85と、シード校がいずれも2部チームに3回戦で敗れている。準々決勝では、2部同士の対戦を制した日本体育大学がベスト4入りを決めた。3Pシュートを武器に勝ち上がってきた順天堂大学は、日本大学戦の12本を上回る14本を決めたが、インサイドを制する日本体育大学が107-80で快勝し、ベスト4進出。

日本体育大学の#24土居光選手(2年)、#30井手拓実選手(1年)、#50バム ジョナサン選手(1年)は、フルメンバーで行われた春のトーナメントでも先発出場していた。また、3人とも福岡第一高校出身であり、2年前に高校2冠を達成したメンバーによる阿吽の呼吸が武器でもある。加えて、#33遠藤善選手(2年)と#96ディクソン ジュニア選手(2年)も春のトーナメントで活躍しており、主力の下級生たちが力を存分に発揮。最後に優勝した2001年以来、17年ぶりの決勝進出を目指す。

対する1部の青山学院大学にとってはチャンスである。2年前に新人戦を制した上級生は、自信を持って今シーズンを迎えている。青山学院大学が日本一に返り咲くためにも、下級生たちの底上げが必要だ。昨年から活躍するビッグガードの#55赤穂雷太選手(2年)が主軸となり、同じく市立船橋出身の田村伊織選手(2年)と保泉遼選手(1年)とともに勢いづける。

2013年ジュニアオールスターでMVPを受賞し、中学時代から「将来は(琉球ゴールデン)キングスでプレーしたい」と語っていた#43渡嘉敷直輝選手がスタメンで起用されている。福岡大学附属大濠高校から青山学院大学に進学し、2年目を迎えた渡嘉敷選手は、準々決勝の法政大学戦では13点をマーク。今大会で自信をつけ、信頼を勝ち取ることで、本格的にはじまる秋がさらに楽しみになる。

準決勝:東海大学 vs 拓殖大学
今後3年間楽しめるマッチアップのファーストコンタクト!

春のトーナメントは両校とも振るわなかった(東海大学6位、拓殖大学ベスト16)。それゆえに、このカードは今シーズンはじめてであり、若きスコアラー同士の対戦がいよいよ実現する。

平均30点をマークし、現在得点ランキング首位に立つのは拓殖大学#1岡田侑大選手(2年)、2位は#23ゲイ・ドゥドゥ選手(2年)が平均26.5点で続く。現在9位だが平均19点、準々決勝の白鷗大学戦はゲームハイの23点を挙げたのが東海大学1年生のルーキー、#11大倉颯太選手だ。岡田選手vs大倉選手のマッチアップは、これから3年間楽しめるはずであり、そのファーストコンタクトが準決勝で見られる。

挙げればキリがないほどのタレント揃いの両チーム。東海大学は大倉選手とともに、弊誌フリーペーパーVol.19の表紙を飾った#20伊藤 領選手、#60坂本 聖芽選手、#86八村 阿蓮選手と注目のルーキーが揃った。準々決勝・白鷗大学戦でも4人が同時にコートに立ち、フルコートディフェンスから一気に点差を引き離していった。拓殖大学には、昨年の高校バスケの話題をさらった興南高校出身の#16平良陽太選手がスタメンで起用されている。他にも帝京長岡高校出身の#32祝(ほおり)俊成選手、岡田選手の後輩になる東山高校出身の#10鱒拓真選手と活きの良い1年生たちが活躍中だ。

しかし、要所で支えるのはやっぱり2年生たちである。東海大学はキャプテンの#35木下碧緒人選手と#28津屋一球選手、そしてシューターの西田優大選手。拓殖大学は#8須崎虎太郎選手や#41杉野晴輝選手がリバウンドなど地味な仕事を全うすることで、岡田選手とゲイ選手のポイントゲッターたちをより光らせていた。

日本中を賑わせる年末恒例のウインターカップから、まだ半年ほどしか経っていない。あのときの主役たちが、新たなステージでスポットライトを浴びる新人戦。女子も行われており、6月9日(土)はベスト8を懸けてシード校が初戦を迎える。将来のBリーグやWリーグでも続くライバル対決や、日本代表として期待したい原石たちの戦いを今から要チェックである。

【男子】第58回関東大学バスケットボール新人戦
【女子】第8回関東大学女子バスケットボール新人戦

文・写真 泉 誠一