ワールドバスケットボールクラブ #7 竹内厚志

天皇杯で得た自信を武器に日本代表に挑むオールスター5

6月は北海道と大分で車いすバスケ男子日本代表を見られるチャンス!

今週よりアジアオセアニアチャンピオンシップ(11月1日開幕/タイ)へ向け、車いすバスケ男子日本代表が北海道稚内市で強化合宿をスタートさせた。6月2日(日)の午後には稚内市総合体育館にて公開練習が予定されている。その後は大分に移動し、6月15日(土)〜16日(日)に行われる国際試合「アジアドリームカップ2019」(昭和電工武道スポーツセンター/観戦無料)が待っている。東京パラリンピックで金メダル獲得を目指す日本代表を今から応援しよう!

発表された19名の日本代表強化指定選手の中に竹内厚志(持ち点3.0)の名前があった。今年の天皇杯「第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」で3位になったワールドバスケットボールクラブ(以下ワールドBBC)のポイントゲッターであり、2年連続オールスター5(ベスト5)を受賞。通算7本を成功させ、古澤拓也(パラ神奈川スポーツクラブ)とともにスリーポイント賞にも輝いた。

ベテラン揃いのワールドBBCにおいて、31歳の竹内はプレータイムを得られた中での最年少となる。過去には4連覇(1999〜2002年)を成し遂げた実績はあるが、直近は2年連続4位に終わっていた。「日本一を目指してきましたが、自身の中でも4位で終わるのがこれまでの最高位だったので、(準決勝の敗戦から気持ちを)切り替えて3位になることができて良かったです。素直にうれしいです」という竹内は銅メダル獲得に笑顔を見せた。

3位決定戦の壁を乗り越えたチームディフェンスと竹内厚志のバランス良い活躍

初戦の千葉ホークス戦で竹内は31点、10リバウンド、9アシストとトリブルダブルに迫るスタッツを残し、幸先の良いスタートを切る。その活躍に対し、「周りのみんなが僕に打たせてくれる動きをしてくれたからであり、きっちり決めないといけないです。チームで獲った得点であり、そこは良かったですね」と仲間たちに感謝していた。

準決勝の相手は王者・宮城MAX。前日、「ワールドBBCはディフェンスのチームです。ディフェンスから速いオフェンスを出すためにも、ボールに対してどんどんプレッシャーをかけていって簡単にシュートを打たせないことが大事です」と竹内は話し、準備をする。

しかし結果は57-67と奮闘したが準決勝の壁、そして王者を乗り越えることはできなかった。藤本怜央と土子大輔の高さがある二人のポイントゲッターを擁する宮城MAXに対し、「ゴールから遠ざけるように車いすの位置を置いたり、ボールマンにプレッシャーをかけて質の悪いパスをさせるディフェンスをし、ボールを中心に守ることができている時間帯はあったと思います。向こうの得点を0にするのは不可能なので、その確率をどれだけ低くするかを考えていました。それができている部分も多かったかな」と敗れはしたが、少なからず手応えも感じていた。オフェンスでは3本の3Pシュートを沈め、16点を挙げている。

千葉ホークス戦で効果的だった「ディフェンスから速いオフェンス」で挑むはずだった。しかし、宮城MAX戦では高さに対抗すべくヘッドコーチを兼任する大島朋彦が自らコートに立つ。「リバウンドを拾って、ワンパスを出す展開を狙っていました。その分、速いパスつなぎは難しくなります。でも、ワールドBBCには速さだけではないバスケットスタイルがあるので、その違いが出るとより相手も対応に追われるのかなと思っていました。しかし、第2クォーターでそれがうまくいかず、逆に点数が離れてしまったところは誤算でした」と竹内は振り返る。ワンポイントで緩急をつける狙いならば良かったが、思いの外その布陣を引っ張ってしまい、重たい展開が続いてしまったことが悔やまれる。

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