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明るく、真摯に、たくましく(筑波大学#46生原 秀将選手、#6馬場 雄大選手、#17杉浦佑成選手)

現在無料配布中のバスケットボール・スピリッツvol.6「未来は僕らの手の中に」にて掲載した杉浦佑成×生原秀将×馬場雄大の楽しい座談会。掲載しきれなかった話をご紹介します。

取材日は筑波大学のインカレ3連覇祝勝会と同日。特別指定選手として前日のBリーグの試合に出場していた生原選手(栃木ブレックス)と杉浦選手(サンロッカーズ渋谷)はそれぞれ試合先の大阪と北海道から駆けつけました。

朝1番の新幹線でやってきた生原選手はベルトを忘れて急遽居合わせた編集者から借りることに。また「靴下を買う時間がなかったんだよ~」という足元を見ると、まさかのホワイトソックス!後輩2人に大笑いされながらも「足元は撮らないでくださいね」と、カメラマンに必死でお願い、何度も念押し。さらに「僕は顔がデカいので、並ぶと目立ちます」と気にする馬場選手は撮影のたびに自分だけ微妙に後ろに下がる。遠近法を利用しているつもりか?いや、それ、全く効果ないですから。

そんなこんなで最初から最後までバタバタと忙しく、ワハハハと笑いっぱなしの座談会となりました。

――昨年はインカレ3連覇という偉業を達成しました。同時に春のトーナメント、秋のリーグ戦に続く3冠が懸かっていたわけですが、プレッシャーはありましたか?

生原 それはもうハンパなくありました。プレッシャーが大きすぎて試合をしたくないぐらいでした。(馬場)雄大とも試合前に「やだなあ、試合したくないなあ」と話してたよな。

馬場 普段はあまりプレッシャーを感じないタイプなのに、さすがにあのときは気持ちが重かった。

――それは大会中ずっとですか?

生原 いえ、準決勝の前あたりからですね。今まで感じたことがない気持ちでした。早くインカレが終わってほしいって…。でも、考えてみるとそれまでインカレ連覇を経験した青学(青山学院大)とか東海とかはみんなそういうプレッシャーを乗り越えてきたわけですよね。それを考えたら「すごいな青学、すごいな東海」とあらためて思いました。

――でも、この3人はメンタルが強い印象があります。

生原 弱くはないですけど…。

杉浦 試合に負けたときなんか結構引きずるよね、

生原 そうそう、試合に負けたときはこの3人が1番引きずる(笑)

馬場 俺は何をやってたんだ…とか。

――敗因を考えたり、そのときの自分のプレーについて悩んだり?

杉浦 そうですね。それだけじゃないけど、自分は結構悩むことがあります。

生原 こいつ、まじめすぎるんですよ。まじめすぎて悩む。悩んだときは相談しろよ。

杉浦 いや、相談しないです(笑)。自分の問題だから考えて、考えて、それでもなかなか答えが見つからなくて、最終的には「まぁ、なんとかなるだろう」で終わるパターン(笑)

――特別指定選手としてサンロッカーズ渋谷に入ってからも悩むことはありました?

杉浦 いえ、悩むというより早く試合に出てみたかったです。初めて使ってもらったときはいきなり「行け」と言われてびっくりしましたけど。「今日も出番がないのかなあ」と思っていたら急に「行け」と言われて。

――BTテーブスヘッドコーチからは何を求められていますか?

杉浦 シュートですかね。シュートに関するアドバイスはたくさんもらっています。

馬場 (日本)代表合宿でもルカ(パヴィチェヴィッチテクニカルアドバイザー)さんから「杉浦は何も考えず無理なシュートばかり打っている」と言われてるよな。俺は「まだ本能だけでプレーしている」と言われてるけど(笑)

生原 それだけ期待されてる証拠だろ。正直、僕は今の大学でこの2人の相手になる選手はいないと思ってます。馬場の身体能力なんて人の限界を超えてるじゃないですか。

馬場 俺、不可能はないと思ってるから(笑)

生原 この2人に関しては自分も応援団の1人というか。この先2人が進む道はこいつらが自分勝手に決めたのではなく、吉田先生(吉田健司監督)はもちろん、僕とかにも相談してくれて選んだ道なので、ほんとに心から応援したいと思ってます。

馬場 自分が進む道については具体的なことはまだ決まっていませんが、だいたいの方向性は見えてきました。後悔しないように前に進むことだけを考えています。

――生原さんもまた、栃木ブレックスに入団して新しい道を歩き始めましたね。

生原 自分にとって田臥(勇太)さんという存在はすごく大きくて、長い間日本のトップで走り続けている田臥さんと一緒にプレーしてみたいという気持ちが強かったです。練習に参加してみたら、田臥さんはもちろんですけど、全ての選手のスキルが高くて圧倒されました。特にシュートの精度が高い。どのポジションにおいてもシュートを決め切らないと試合に出してもらえないので、自分のシュートの精度を上げていくことが目下の課題です。ただ気持ちの部分ではそれほど臆するところはないです。今は思いっきりぶつかっていくだけですね。

――筑波大は今年インカレ4連覇を目指すわけですが、大学バスケットの人気が今ひとつと言われていることについてどう思いますか?

馬場 そういうことを言われれば、やっぱり悔しいですよね。

生原 宣伝が足りないんじゃないですか。携帯で写真撮ったりしちゃダメとか言われてますが、それじゃあ宣伝にならない。

杉浦 発信力も必要だと思います。

生原 そうそう、発信力が少ないよね。いろいろ難しいこともあるのかもしれないし、素人の自分が言うのもなんですが、たとえばBリーグのハイライト動画を見てもカメラの台数が少ないせいかほんとのすごさが伝わってこない感じがするんです。別の角度から撮ればもっとすごいプレーだってわかるのにっていうのが結構あります。そのすごさが伝わりにくいのは残念ですよね。Bリーグでもまだそういう段階なので大学に多くを求めることは無理なのかもしれないけど、大学バスケットには大学バスケットならではのおもしろさもあると思うのでそこをもっと発信する工夫は必要だと思います。

――発信することで注目度が上がれば、選手のモチベーションも上がりますよね。

杉浦 上がります!

馬場 皆さん、ぜひ大学バスケットを見に来てください。

生原 OBの僕からもお願いします(笑)ぜひ!

筑波大学男子バスケットボール部

文・松原 貴実 写真・安井 麻実

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