第57回関東大学バスケットボール新人戦「リベンジを誓う敗れし者たち」

「3、4年生がいない中で自分がやらなきゃという責任感を持って臨みました」(日本大学1年 #10杉本天昇)

大会を通していい形でここ(決勝戦)まで来られたのですが、今日は集中力を欠いてセカンドリバウンドとかを取られてしまったし、自分としても決めるべきところのシュート確率がよくなかったと感じています。69点目のシュートはファウルをもらうことを意識したんですけどダメで、まあ同点に追いついただけよかったんですが、最後の10秒を守りきれなかったことに悔いが残りました。

寺嶋(良)さんのカットインから外が空いて、笹倉(怜寿)さんが打ってくるとわかっていたのに止められなかった。それが悔しいですね。東海大はディフェンスのチームなのでやはりそこは強かったです。けど、うちも今ディフェンスを頑張っていて徐々に持ち味になってきています。

それと東海大や筑波大は身体が強いんですが、自分も大学に入ってからトレーニングをしていて、当たり負けしなかったのはちょっと自信になりました。自分も松脇(圭志)さんも(シェイク)ケイタがリバウンドを取ってくれると信じているので迷いなくシュートを打てましたが、優勝できなかったのはまだまだということ。今回見つかった課題もあるので次の大会に向けてもっともっと練習していきたいです。

「準決勝に悔いは残りますが、キャプテンとしての姿勢は貫けたと思います」(専修大2年 #34盛實海翔)

準決勝の日大戦は最後のワンプレーで自分のミスから走られてしまったのが敗因だと思っています。あのときはまだ3点差だったので次の1本というのがあったんですが、そのチャンスを自分のミスで潰してしまいました。

でも、今日(3位決定戦)は気持ちを切り替え、昨日の試合で課題となったリバウンドを頑張ってうちらしい速い展開に持ち込めました。最後までやるべきことをやり通せたのはよかったと思っています。

自分の持ち味は落ち着いているところというか、結構周りは見えているので、プレー中も周りの選手に声をかけたり、周りを生かすことを心がけていました。ただ試合の流れを読んで、ここは狙うべきか、待つべきかという状況判断がもう1つだった気がします。そのへんをもっと頭の中でコントロールできるようになることと、40分間戦い抜く体力を付けることが今後の課題ですね。

1年生には(重冨)友希、(重冨)周希や西野(曜)のように全国の舞台で日本一になったり、活躍した選手がいて、彼らを見てるとやっぱりメンタルがしっかりしてるなあと感じます。そんな1年生に負けないように自分も頑張って一緒にチームの底上げをしていければと思っています。

「1対1のスキルをもっと身に付けなくてはと感じた大会でした」(拓殖大1年 #6岡田侑大)

東海大との準決勝では6点差でまだチャンスがあったのに自分が焦って3ポイントシュートを打ちまくってしまったのが敗因かなと思っています。でも、東海大とあそこまで競れるとは思っていなかったので、うちの3ポイント確率は2/21というひどさだったんですが、それでもあそこまで戦えたことは少し自信にもなりました。

拓大は高校のときとは全然プレースタイルが違うチームなので、その中でまだうまく自分を表現できないというか、そういうことに正直ストレスを感じるときもあります。でも、拓大の強みは1対1が強いところにあると思うので、とにかく今は自分に不足している1対1のスキルを身に付けていくことが最大の課題です。

今日の東海大と日大の決勝戦を見ていてもやっぱり(同じ1年生の)西田(優大)や天昇に目がいって、2人がやりあっている姿に刺激を受けました。秋のリーグ戦ではまた東海大や日大とも戦えるのでそこでこの大会のリベンジができるよう、先輩たちと一緒に頑張っていきたいと思います。

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陸川監督は優勝で終えた今大会を振り返り『群雄割拠』という表現をした。
「関東リーグが戦国時代に入ったなあと感じています。上級生を加えても各チームにそれほど力の差があるとは思えません。だからこそ秋のリーグに向けて切磋琢磨して『接戦を落とさないチーム』を作っていかねばと思っています」
その思いは恐らくどのチームのどの監督も同じだろう。夏の合宿を乗り越え、秋にはそれぞれどんなチームに育ってくるのか。群雄割拠のリーグ戦を今から楽しみに待ちたい。

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関東大学バスケットボール連盟

文・松原貴実 写真・安井麻実