東京羽田ヴィッキーズ ルーキー座談会(山本美緒×星澤真×津村ゆり子×鷹のはし公歌)

ルーキー4人娘の共通点は『明るさ+たくましさ』

※本記事はバスケットボールスピリッツのWEB化に伴う、2018年8月末発行vol.24からの転載

それぞれ異なる武器を持ち、新戦力として期待される羽田の4人のルーキー。シーズン開幕間近の座談会では「不安より楽しみが大きい」「早くコートに立ちたい」「自分の力を試したい」といったポジティブな言葉が飛び交った。

左から山本美緒(ミオ) 165cm/G/関西学院大卒、星澤真(ユメ) 181cm/CF/松蔭大卒、津村ゆり子(シュン) 172cm/SG/東京医療保健大卒、鷹のはし公歌(ユノ) 167cm/GF/愛知学泉大卒

−−羽田の一員となった感想を聞かせてください。

鷹のはし 練習をしていてもパワーやスピードがやっぱり違います。自分が想像していたより強かったし、速かったです。
星澤 一言でパワーと言っても、ただ単に強いだけじゃなくてそこからの技術が違いますね。大学まではイケ~、イケ~という感じだったんですが、ここでは押し込むところと引くところのかけひきがあって、そこはこれから自分が身に付けなくてはならない点だと思っています。
山本 スピードやパワーはもちろんですが、私はコートの上とコートを離れたときの切り替えの早さに驚きました。練習中は1つのプレーにこだわって緊張感があるのに、終わったらみんなでわいわい楽しい雰囲気になって、オンとオフがきっちりできているというか。
津村 先輩たちはほんとにみんな優しいです。練習中もアドバイスしてくれるし、私たち(新人)がどんどん発信できる環境を作ってくれてるなあと感じます。
星澤 プライベートでは私とシュン(津村)、ユノ(鷹のはし)とミオ(山本)が2人1組でそれぞれ2DKのマンションに住んでいるんですが快適ですよ。1人じゃないから淋しくないし、洗濯物を干して外出したとき、雨が降りそうになったら「洗濯物、中に入れといて」と電話すれば済むし、いろいろ便利(笑)
津村 ユメ(星澤)は明るくておもしろいのでしょっちゅう笑わせてもらってます。
星澤 そういうシュンもおもしろい。プレーだけ見てるとなんかすごくクールなイメージがあったけど全然クールじゃなかった(笑)
山本 ユノも最初はおとなしくて静かな子だと思ってた。
星澤 みんな、だまされたよねえ。実際はおしゃべりでにぎやかな子だった!
鷹のはし ハハハ…。まあ、基本、4人とも明るいので毎日楽しいです。

−−自分のセールスポイントを挙げるとしたら?

山本 自分はドライブが好きだし、ドライブからのパスも好きです。自分が行くところと周りを生かすところの判断力をもっと磨いてターンオーバーを減らして、流れを変えるガードになりたいと思ってます。まだ、焦ったり、カァーとなってしまうところがあるので、冷静さを保つのも課題ですね。
津村 えー、ミオはいつでも冷静に見えるよ。
星澤 合わせのパスもすごくうまいし、頼りになる。
山本 ほんまにぃ?(笑)。そういうユメも頼りになるよ。
津村 ユメはリバウンドとブロックがとにかく上手い。取れないかな? と思ったリバウンドでも後ろからガッともぎ取るというか、想像を超えたプレーをするよね。
鷹のはし 自分がディフェンスで抜かれちゃって、あっ! と思ったときもユメが3線からバコーンとやってくれるみたいな。本当にブロックが上手いし、ユメが3線にいてくれると安心できるんだよね。
星澤 みんながそう言ってくれるのはうれしいし、自分でも武器はリバウンドとブロックだと思ってるけど、みんなに比べてキャリアが短い分、技術で劣るところがあるから…。

−−キャリアが短いとは?

星澤 バスケを始めたのは小5なんですが、入った中学のバスケ部が無くなってしまって中学ではバレーをやってたんです。でも、やっぱりバスケがやりたくて高校からまた始めたんですね。中学は基礎を身に付ける時代でもあるから、そのブランクは大きいかなって今も思っています。リバウンドもブロックも気持ちでは負けないつもりですが、身体の使い方とかボールの扱い方では劣ってるなと感じることが多いので、それはこれから学んで成長していきたい部分です。
津村 私はずっとドライブを武器にしてやってきたので、それを生かしてチームに貢献できたらと思っています。
山本 シュンのスピードはすごい! 前にいるシュンにパス出したら絶対行ってくれるっていう確信がある(笑)
星澤 それ、わかる。私もリバウンド取ってシュンにパスしたら絶対行ってくれるっていう安心感があるもん。
鷹のはし 私はシュンと同じフォワードで、自分の持ち味はドライブと外角シュートだと思っていますが、シュンのスピードには全然敵いません。次元が違います。
津村 いやいや、私はユノのシュート力には適いません(笑)
山本 ユノのシュートを見てると、えっ、そこで決める? その体勢から決める? ってびっくりするよね。身体が強いから相手を飛ばしてバスカンまでもらうし。

−−皆さんがそれぞれの持ち味を評価して、信頼しているのが伝わってきます。さらにステップアップしていくために普段から心がけていること、大事に思っていることがあったら教えてください。

鷹のはし 私は高校の先輩に教えてもらった『継続は力なり』という言葉を座右の銘にしています。大学のときスランプに陥って試合に全然出られない時期があったんですが、この言葉を信じ腐らず努力を続けたおかげでスランプから抜け出すことができました。それが今も自分の自信になっています。
山本 私が心がけているのは『折れない気持ち』です。ここ(羽田)に来て、ヘッドコーチの棟方(公寿)さんに指導を受け、時には厳しいことも言われますが、自分が成長するために折れない気持ちで立ち向かっていきたいと思っています。
津村 私の座右の銘は『虚仮(こけ)の一念岩をも通す』です。これは大学のときに先生から教わった言葉で、虚仮というのは愚かな者のことで、どんなに愚かな者でも強い気持ちで岩を叩き続ければいつか割れる日が来るという意味です。思うようにいかなくてあきらめそうになったときもあと1回叩けば割れるかもしれないと思うと、また頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
星澤 どんなときでも忘れたくないのは『無我夢中』という気持ちです。もう1度バスケをやろうと決めた高校のときから、バスケ一筋に無我夢中で頑張ろうと思いました。私のコートネームの『ユメ』もそこから付けてもらったんです。呼び名のとおりこの1年も無我夢中になってコートを走るつもりです。

−−同期が4人いるのは心強いですね。活躍を楽しみにしています。

一同 はい、力を合わせて頑張ります!

文 松原貴実
写真 吉田宗彦

東京羽田ヴィッキーズ

鷹のはし公歌選手、2018-19シーズンのWリーグ・ルーキーオブザイヤー受賞おめでとうございます!記念にシーズン開幕前の記事ではありますが、vol.24に掲載していたルーキー座談会をWEBで公開させていただきました!

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